どこで、探すのをやめるか
- 満足化:人は最適ではなく、期待水準を満たす選択肢が見つかった時点で探すのをやめる(H. サイモン 1955・1956)。1956年の論文のモデルも、分岐する迷路で餌を探す生き物だった。
- 最大化:全部確かめる傾向の強い学生は、初任給が20%高い職を得たが、職への満足度は低かった(11大学548人を追跡・Iyengar, Wells & Schwartz 2006)。この図の模型は満足度を計算しない。この段落は研究の結果の紹介。
- 探索:最大化と同じだけ確かめても、残るものが違う。探索の見返りは不確実で、遅れて届く(J. マーチ 1991)。灯りは「後に残るもの」の印で、その値打ちはこの模型では数えていない。
数字はすべて例です。8つの宝の価値(40・55・82・60・95・30・70・88)と期待水準 70 は動画の絵コンテの例の値で、実測ではありません。「正味」は 宝の価値 − 1部屋の手間 × 確かめた部屋数 という単純な模型の値です。探索の旅人は本筋の宝(一番高いもの)も取ります(本筋もやり遂げたうえで寄り道する、という描き方)。