教科書はClaude Academy(本家の公式教材・日本語・無料)を使います。ここで足すのは教材ではありません。
「いま自分がどこにいるか」を言える座標です。
掲示板には23件の書き込みがありますが、23件とも別々の問題で、誰ひとり同じ場所にいません。
だから「それ、私も詰まりました」が言えない。共通の道筋があると、はじめて「同じ場所」が定義できます。
「毎週木曜に集まって第3週をやる」形式にはしません。参加者が揃わない週に死ぬからです。 そうではなく、週番号を現在地の名前として使います。
第3週で詰まった人が二人いれば、その二人が3ヶ月ずれていても出会えます。 掲示板に「第3週で詰まっています」と書けば、同じ場所を通った人が見つかる。 いつ始めても、どこで止めても構いません。座標さえ共有できていれば機能します。
本家(Claude Academy)は、AIについて一般に正しいことを教えます。公式で、無料で、日本語で、 体系立っています。ここを自作で置き換える意味はありません。
このサイトの教材は、知財の仕事に固有のことを扱います。拒絶理由の読み方、公報の集め方、 先行技術調査の工程。本家には一行も出てきません。どちらも要ります。順番が違うだけです。
| 週 | 身につくこと | 本家の教科書 | 手を動かすこと |
|---|---|---|---|
| 第0週 | 動く手元 | AIの4つの特性 | 入れて、開いて、一言しゃべる |
| 第1週 | 会話から仕事へ | Claude 101 | 手元の文書を1つ食べさせる |
| 第2週 | 任せ方の型 | AI活用力:フレームワーク&基礎 | 任せる粒度を決める |
| 第3週 | できないことを知る | AIの能力と限界 | わざと間違えさせて、出典を強制する |
| 第4週 | 自分の資料に聞く | (本家に該当なし) | 10件だけ入れて、日付を答えさせる |
| 第5週 | 道具にする | エージェントスキル入門 | 2回やった作業を1本のスキルに |
| 第6週 | 工程に割る | サブエージェントの概要 | 自分の業務を工程に分解する |
最後がエージェントで終わるのは、掲示板でいちばん多く書かれていたのがそれだからです(23件中6件)。 ただし「エージェント」とだけ書いて止まっている投稿が複数ありました。作りたいものは決まっているのに、 そこへ至る足場が無かったのだと思います。この7週間は、その足場です。
デスクトップアプリかCLIかで迷って止まる。迷ったらデスクトップアプリでいいです。CLIは必要になってからで間に合います。
権限を全部拒否して動かなくなる。何を許可しているのか分からないまま進めるのが怖いのは正常です。まず読み取りだけ許可して、書き込みは後から足せます。
長い指示を一度に書こうとする。会話なので、一往復で決めなくていいです。半分書いて、返ってきたものを見てから続けるほうが速い。
プロジェクトに何を入れるか分からない。「毎回貼り付けているもの」を入れてください。それが答えです。
「AIを使う=プロンプトを覚える」だと思っている。4つのDのうち、記述(プロンプト)は1つです。 何を任せるか(委任)を間違えていると、どんなに上手いプロンプトでも成果が出ません。ここが最初の分岐点です。
全部入れてから設計ミスに気づく。数年分を投入したあとで直すのは重い。10件なら30分で作り直せます。
チャンクに分けるとき、日付が落ちる。これがいちばん多い事故です。古い理解と新しい理解が同じ重みで混ざり、しかも自信たっぷりに返ってきます。
何をスキルにすべきか分からない。判定基準は単純です——同じ説明を2回したもの。1回目は作業、2回目は道具の合図です。
完璧な手順書を書こうとする。書かずに、やって見せるほうが早い場合があります。
いきなり全自動を作ろうとする。「エージェント」という言葉が大きすぎるせいです。実体は工程の分解+各工程の担当決めで、魔法ではありません。
作らせる係と、評価する係を分けていない。同じ流れで書かせて自己採点させると、ほぼ通ります。ここが設計の勘所です。
掲示板に書くとき、本文に「第3週」と入れてください。それだけで、同じ場所を通った人が見つけられるようになります。
押すだけで参加になります。書かなくていい。押した人も「自分もそこにいた」と言っているので、 これは投稿者を褒めるボタンではありません。横に並ぶためのボタンです。
7週と書きましたが、7週で終える必要はまったくありません。第2週で半年止まっても、それは失敗ではありません。 第4週だけ読んでも構いません。
この番号は進度ではなく現在地です。順位でもノルマでもない。 「いま第3週です」と言えることだけが、ここでの唯一の役割です。
本家に日本語のコースが24本、このサイトに109本。合わせて133本が、すでに無料で読める状態にあります。 足りていないのは教材ではありませんでした。
足りていなかったのは、自分がどこにいるかを言う言葉です。 「AIがよく分からない」では、誰も助けようがない。「第3週の、日付が落ちるところで詰まっています」なら、 抜けた人が答えられます。
この7週間は、その言葉を配るためのものです。