AIをうまく使える人と、そうでない人の差は「プロンプトの上手さ」ではない——という前提から出発するのが、 Dakan & Feller の AI Fluency Framework(Anthropic協業)です。 能力を Delegation / Description / Discernment / Diligence の4つに分け、 プロンプトはそのうち2番目の一部でしかない、と位置づけます。 このページは、その4つを触って確かめ、知財実務にそのまま射影するための教材です。
日本語の要約は便利ですが、原義から零れ落ちるものがあります。各カードの「よくある誤解」は、その零れた部分です。
4つのDは等価な4本の柱。プロンプト工学が住んでいるのは D2 の内側だけです。
Anthropic が約10,000件の Claude.ai 会話から、4Dの全24行動のうち会話ログで観測できる11行動を測定した調査。理屈でなく実測です。
4つのDは抽象論ではなく、既に回っている実務のゲートとほぼ1対1で対応します。
| D | 知財実務での姿 | 崩れたときに起きること |
|---|
当てはまるものにチェック。点数ではなく「空白のD」を見つけるための道具です。
4Dフレームワークの正典:Rick Dakan 教授(Ringling College of Art and Design)と Joseph Feller 教授(University College Cork)が Anthropic との協業で開発。 ライセンスは CC BY-NC-SA 4.0。→ aifluencyframework.org / 講座 AI Fluency: Framework & Foundations
よくある誤引用:「AI Fluency Index」(anthropic.com/research/AI-fluency-index)は
4Dの定義文書ではなく、4Dを前提に実際の会話を測った別の実証レポート(2026-02-23公開)。
4つのDの語義スライドの出典としてこのURLだけを挙げると、成果物の取り違えになります。
正しい併記例:枠組み: Dakan & Feller, AI Fluency Framework(Anthropic協業)/ データ: Anthropic, AI Fluency Index (2026-02)
もう一つの頻出ミス:D3 の訳は「出力の妥当性を見抜く」。「妙当性」という語は存在しません。スライドに焼く前に一度検索を。