知財戦略体系化 ― 体系マップ
書いてきた論考を、戦略の体系と実行の戦術に並べ直す。
羽矢崎 聡。YouTube「#知財戦略体系化」(野崎篤志さん・楠浦崇央さんと)の再スタートにあわせ、note・このもくもく会・JIPA OI-WG 卒業制作に書いてきた論考を一つの地図にしました。戦略を考えるときは層をたどり、実行するときはノードの「使いどころ」から論考を引いてください。設計は AI(Claude Fable)に相談して作り、配置と解説は人が確かめています。生きた体系として、配信のたびに更新します。
一ゴールとマイルストーン
たたき台です この節は羽矢崎が第10回のために用意した案で、野崎さん・楠浦さんの合意を得たものではありません。役割・置き場所・名前・時期は3人で決め、決まったら書き換えます。
事業で勝つための知財の考え方(変わらない戦略)と、AI 時代の実行(変わる戦術)を、経営者・事業リーダー・技術者・知財の実務家が同じ言葉で使える形にして渡す。本はその形の一つで、生きた体系(母艦)・場・道具をつないで渡す。
2027年末の到達像
2027年末に、章ごとに版・更新日・論点の持ち主が付いた「生きた体系」が公開され、各章に「使える問い」と道具が付いている。(仮)知財設計の会で持ち寄られた事例と反論が体系に戻った痕跡が版の履歴に残り、3人以外の書き手と使い手がいる。区切りの版が固められ、本にするかどうかが決まっている(本にするなら電子版 v1.0 が出ている)。
成功の判定基準
- 更新が続いている:配信があった月は翌月までに章の差分が反映されている(14か月で10回以上)。止まった月は「休止」と明記され、隠していない。
- 使われた:問いのリスト・チェックリスト・スキル・教材のいずれかを3人以外が使い、判断・出願・調査をした記録が戻ってくる。件数を目標にせず、「どの判断を動かしたか」が書けることを条件にする。
- 言葉が3人の外で使われた:「知財設計」(または会で決めた名前)を3人以外が公開の場で使った例が確認できる。
- 反証が入った:読者や会からの反論で修正された章があり、版の履歴に残っている。
- 二つの系譜が結ばれた:三位一体(丸島・ポランニー・SECI)と境界(Chesbrough・Teece・小川)の文献が同じ章に並ぶ頁が書かれている。
- 固める版:2027年末までに区切りの版(100頁以内)が固められ、本(電子)にするかどうかが3人で決まっている。
3人で共有するゴール
- 共通言語:経営・技術・知財が同じテキストで学べる体系を、本より先に場と教材で育てる(第8回の方針)。
- 誰に何を渡すか:ユーザー(知財部員)に聞いてから決める(第9回の方針)。
- 本だけでなく AI も書く:問いのリストとスキルで、体系を「使える」形にする(第9回の楠浦さんの提起を道具として実装する)。
- 3人の議論を記録し続ける:執筆の途中も、ドキュメンタリーとして出す(第9回)。
- 変わらないもの(L1・L2)と変わるもの(L4)を分けて置き、変わるものは版で追いつく。
羽矢崎個人のゴール
- 丸島先生のバトン:実践で国際競争力に貢献することを証明する。体系の中では「実践して分かったこと」(検証・道具・外伝)を担う。
- 二つの系譜(三位一体/境界)を結ぶ章を自分で書く。
- 社内で確かめた方法(測る・確かめる、内製、届け方)を、社内の具体を出さずに、公開できる問いと道具にする。
- 「知財設計」から IPFDE(作る知財)へ移った自己定義を、体系のどこに置くか決める。
- 止まった半年を繰り返さない:自分の更新の単位を「配信1回=章の差分1つ」に固定する。
3人で決めること
- 役割:第8回の分担(楠浦さんが構成と下書き、2人が追記・修正)を踏襲するか、ノードごとの「持ち主」制にするか、リレーにするか(野崎さんの3案)。本設計では決めず、選択肢として示す。
- 名前とクレジット:「知財設計」のままか、会で決めるか。各章に論点の持ち主を表記する方式。AI が書いた部分の表記。
- 置き場所:もくもくサイト/専用の頁/note/NotebookLM の公開。共通アカウントを持つか。
- 公開の範囲:会の事例の匿名化、OI-WG の会員限り頁の扱い(要旨のみ)、社内事例を出さない規律。
- 書籍化の時期と形:節目の版(電子)か、商業出版か。英語版(arXiv)を出すか。
- 会の再開:4月の(仮)知財設計の会が開かれたか[要確認]。頻度、参加者に関わってもらう形。
- 更新の編集責任:誰が差分案を作り、誰が確認するか。3か月更新がなければどうするか。
- 「体系化」の位置:第7回で一章に縮めた「体系化」を、母艦では層(L1・L2)として持ってよいか。
進め方のシナリオ
| シナリオ | 中身 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|
| 軽く回す | 配信と母艦の更新だけを続ける。会は不定期、道具は作らず、書籍は保留。 | 負担が最小で、半年止まった実績に対して最も続けやすい。配信があれば自動的に差分が溜まる。 | 届け方が弱く、3人以外に使われる機会が少ない。言葉が育たず、反証も入りにくい。体系が「3人の議事録」で終わるおそれ。 |
| 標準(推奨) | B を母艦に、四半期に1回の会(C)、半期に1本の道具(D)、2027年Q3に書籍化の判断、年末に固める版(A)。 | 変わらないもの(L1・L2)と変わるもの(L4)を分けて置けるので、AI の速さに追いつく。会と道具から事例と反証が戻る。書籍化を節目の版として扱える。 | 編集の仕組み(差分案→確認→反映)を回す人が要る。会の運営の手間。3人の温度差が出たときに母艦の更新が偏る。 |
| 書籍を早める | 2027年Q1に版を固め、Q2に電子書籍を出す。母艦は本の補助に回す。 | 形が残り、締切の効果で書ける。第8回の「100頁以内で早く出す」に沿う。 | 書く間に中身が古くなる(第9回の懸念)。執筆時間の確保が難しい(第9回「本を書いている時間がない」)。検証責任を果たす時間がなく、「測る・確かめる」章が薄いまま出る。 |
推奨 標準。理由は3つ。(1) 半年止まった原因は締切の不在より「本という前提が揺らいだこと」だったので、前提を変える(母艦)ほうが効く。(2) 第9回で3人が合意した「結論は出ている、問題は誰に何を渡すか」に対して、会と道具が答えになる。(3) 書籍化を捨てず、節目の版として残すので、A を望む人の目標も失わない。
マイルストーン(案)
- 2026-11第11回:ゴールと骨格の合意
- Purpose・2027年末の到達像・判定基準に3人の名前を入れた1頁
- 骨格 v0.1(層・軸・ノード)を公開し、各ノードの持ち主(空きでよい)を表示
- 置き場所と名前の暫定決定
- 第10回の字幕要約を最初の「章の差分」として反映
できたの判定:骨格 v0.1 が公開 URL にあり、3人がそれぞれ少なくとも1ノードの持ち主として名前を出している。
- 2026-12第12回:論考の配置と「使える問い」の初版
- 既存論考148件を主ノードに配置した頁(読者がノードから論考へ辿れる)
- 序章・第1部・第2部の各ノードに「問い」のリスト v0.1
- (仮)知財設計の会の再開案(人数・匿名化・事例の戻し方)
できたの判定:配置頁が公開され、第11回の配信内容が章の差分として記録に残っている(差分の履歴が2件)。
- 2027-01第13回:会の再開と「測る・確かめる」v0.1
- (仮)知財設計の会 1回(オンライン併用)
- 第3部「測る・確かめる」章 v0.1(成果の測り方・証拠の規律・速さが壊すもの)
- 用語集 v0.1(AI の要約が新語を落とす対策)
できたの判定:会が1回開かれ、持ち寄られた事例か反論が1件以上、匿名で体系に戻っている。
- 2027-Q1(1〜3月)節目:第1〜3部の v0.1 がそろう
- 序章〜第3部の全ノードに定義・問い・使いどころ・配置論考
- 「境界」章 v0.1(原理側と実践側)
- 会 1〜2回
できたの判定:全ノードに版と更新日が付き、3か月以内に更新のないノードが半分以下。
- 2027-Q2(4〜6月)道具にする(D)と第4部
- 問いのリストをチェックリストかスキルとして配布(最低1本)
- 第4部 v0.1(役割分担・キャリア・場と教材)
- 3人以外の書き手による寄稿か事例 1件以上
- 使われた記録の集め方を決めて運用開始
できたの判定:道具が第三者に使われた記録が1件以上あり、「どの判断を動かしたか」が書けている。
- 2027-Q3(7〜9月)反証と改訂、書籍化の判断
- 会と読者からの反論で改訂した章(履歴付き)
- 版 v0.5 を固める(100頁以内に収める取捨)
- 書籍化するか・形(電子・商業・英語版)の決定
できたの判定:反証で修正された章が1つ以上あり、書籍化の可否が3人で決まっている。
- 2027-Q4(10〜12月)固める版 v1.0 と、2027年末の判定
- 固定版 v1.0(電子書籍または固定 PDF)
- 判定基準6項目の自己評価と公開
- 2028年の回し方(頻度・役割・やめること)の決定
できたの判定:固定版が出ていて、判定基準の自己評価が公開され、続けるか・形を変えるか・やめるかが決まっている。
リスクと手当て
| リスク | 手当て |
|---|---|
| 続かない(半年止まった実績がある) | 更新の最小単位を「配信1回=章の差分1つ」に固定し、配信から差分案までを型(字幕→要約→差分案→確認)にする。止まったときに気づく仕組み(3か月更新なしを母艦に自動表示)を置く。 |
| 更新が止まる・母艦が古びる | 章ごとに版と更新日を表示し、止まったら「休止」と正直に書く。変わらない層(L1・L2)は年1回の見直し、変わる層(L4)は配信ごと、と周期を分ける。 |
| 3人の温度差 | 役割を固定せず、ノードごとの「持ち主」制にする。各自の既存の場(note・メルマガ・発明塾・もくもく会)を母艦に接続し、新しい場を増やさない。持ち主のいないノードは空きのまま表示してよい。 |
| 守秘(社内事例・会の参加者・会員限りの頁) | 社内の具体(案件名・数字・未公開の出願)は出さない規律を母艦の書き方に明記。会の事例は名前を出さず(第9回の合意)、OI-WG の会員限り頁は要旨だけ。公開物の4原則(敬意・欠如で語らない・係争中は中立・出典の帰属)。 |
| AI の速さに中身が追い越される | 変わるのは戦術(L4)、変わらないのは戦略(L1・L2)と分けて置く。L4 は手順でなく「問い」と「人に残すもの」を正本にし、手順は版で更新する。主張には反証の入口を付ける。 |
| AI の要約が新しい言葉を落とす(第5回の教訓) | 用語集を人が持ち、新語(知財設計・ジレンマ・IPFDE など)は初出と定義を人が書く。配信の要約は字幕から作り、要約だけを材料にしない。 |
| 3人の外に届かない(届け方が次の課題) | 各章に入口(短い問いと要約)を置き、note・もくもく会・メルマガから母艦へ流す。使われた記録を集める入口(掲示板・会)を先に作る。 |
| 体系が大きくなりすぎて固める版が作れない | 母艦は大きくてよい。固める版は100頁以内と決め、Q3 で取捨の基準(問いと人に残すものだけ)を先に決める。 |
| 4月の(仮)知財設計の会の経緯が材料にない | 第10回で開かれたかどうかを確かめ、開かれていれば参加者の声を最初の差分に、開かれていなければ再開案を第12回の成果物にする。 |
二全体構造
縦が体系の層、横が事業の局面です。ノードを押すと、そのノードの論考の一覧へ移ります。数字は配置した論考の本数です。
三ノードごとの論考と、使えること
原点と思想 — 変わらないもの
AI で実行が変わっても動かない前提。知財戦略の主語(経営者)、目的(事業で勝つ)、態度(問いを立てる・当事者として責任を取る)を定める層。シリーズ第1〜4回の骨格にあたる。
三位一体と「事業で勝つ」4本目次:序章
事業戦略・技術戦略・知財戦略はほぼ一体で、知財戦略の主語は経営者。知財の範囲は特許に限らない知財ミックス。AI が上げるのは実行の速度と視野の広さで、この前提は変わらない。
- 問い
- この知財活動は、事業のどの構想の中で、何に勝つためのものか。
- 使いどころ
- 新事業の構想、出願・権利化の可否、知財部門の目標を立てるときに最初に戻る前提。「この特許が取れるか」で止めず、事業全体の中の位置づけを問う。
事例で読む T1 創業者一体型T2 事業会社内製型P1P7P8
- もくもく会 ゴールドラッシュ時代に何が儲かるか — 知財実務オンライン第155回を、3年後に読み直す
第155回を3年後に読み直す。社会・事業・技術・特許の4層を往復する作法、金を掘らずスコップを売る位置取り。
ほかに:競争構造と事業の局面 - note2026-02-28 生成AIは知財の「終わり」か、「始まり」か——師への覚悟
三位一体は変わらず、AI が上げるのは速度と視野、という原点の宣言。「No を Yes に変える知恵」。
ほかに:当事者性と責任 - note2026-04-12 名著×生成AI時代【2】── AIは「語れないこと」を学べるか? ポランニー・SECI・丸島先生の三角測量
三位一体を暗黙知として読む(ポランニー・SECI)。師の教えをどう継承するか。
ほかに:キャリアと育成 - note2026-04-27 2003年、iモード特許担当だった自分へ ── 23年遅れの返信としての suiP BEST AWARD
丸島先生のバトンを一人称で受け取り、武器を渡すと宣言した。
ほかに:持ち寄る場
謀と不敗の態勢(孫子)2本目次:外伝(第8回で羽矢崎の深掘りは外伝扱い)/第1部
相手の意図を読み、先に封じる(上兵は謀を伐つ)。勝てるかは相手次第だが、負けない態勢は自分で作れる。事業規模が小さいほど特許の威力は相対的に高く(相対的知財力)、その裏面として安い物量に磨いた一本が負ける非対称戦がある。
- 問い
- 相手は何を狙い、どのレイヤーを取れば謀を伐てるか。自分の規模で、この権利はどれだけ効くか。
- 使いどころ
- 競合の出願や大量出願・標準化の動きを読むとき。ライセンス交渉や係争の前に、裁判を最後の手段と置いて態勢を整える判断。
- note2026-08-27 日本刀を研いでいる間に、ドローンが二十機来る — 知財実務オンライン第301回
磨いた一本の権利が安い物量に負ける非対称戦。量の罠を自分の工場で踏んだ反省も。
ほかに:持ち寄る場 - もくもく会2026-08-27 日本刀とドローン — 知財実務オンライン第301回を終えて
当日の議論の中心になった「知財の非対称戦」の振り返り。
ほかに:競争構造と事業の局面
問いを立てる4本目次:序章/第3部
解析と生成が安くなった後に人に残るのは、どこにたどり着きたいかという問い。理解の深さは問いの質×現場×反証×更新で決まる。本は読むものから問いかけるものになった。
- 問い
- 今この局面で、答えるべき問いは何か。この原理で、誰が何を繰り返し買うのか。
- 使いどころ
- 調査や発明発掘を始める前のお題設定。AI に渡す前の枠組みづくり。事例や本を読むときの入口。
事例で読む T9 発見先行・当事者不在型P4
- note2026-02-12 なぜ知識は「つながる」と価値が生まれるのか?
問いがあるから知識はつながる、という「問い」の軸の初出。
- note2026-03-28 ChatGPTの履歴6,110件を分析して気づいた。自分はAIに「答え」ばかり求めて、「問い」を育てることを忘れていた。そこから生まれた…
自分の AI 利用履歴を分析し、答えでなく問いを育てるプロトコルを作った記録。
ほかに:お題と発明の選び方 - note2026-04-12 名著×生成AI時代【4】── 「問いの設計力」が最後の競争優位になる理由
問いの設計力が最後の競争優位になる理由。
- note2026-04-12 名著×生成AI時代【5】── AI時代の読書論:本は「読む」ものから「問いかける」ものになった
本は読むものから問いかけるものへ。体系を NotebookLM で問える形にする根拠。
ほかに:届け方と物語
当事者性と責任5本目次:序章/第4部
知財を助言者としてではなく当事者として引き受ける覚悟。AI は下書きを書き、人が署名する。製造責任から設計責任へ、その先に検証と署名の責任がある。
- 問い
- この判断の責任は誰が取るか。AI の成果物に誰が署名するか。
- 使いどころ
- AI を業務に入れるときの責任分界。知財部門の KPI と評価。外部パートナーとの契約。理念が判断のリミットとして効く場面。
- note2026-04-12 名著×生成AI時代【1】── AIが速すぎて、人間がボトルネックになった世界で”AI❤️愛”の本質を叫ぶ?
処理する知と設計する知。責任はスケールしない。
ほかに:製造から設計へ、設計から判断を動かす部へ - note2026-04-18 「自働化」はAI時代の処方箋——豊田佐吉が100年前に書いていた設計書〜機械中心、人間中心、そして人間拡張的中心設計へ
止まれる機械・人間が署名する、という自働化の読み替え。AI の責任分界の原型。
ほかに:速さが壊すもの、ガバナンス - OI-WG2026-07-16 「私は…」回答集 ― メンバーの問いと仮説
メンバーの問いと仮説が「知財を事業組成の当事者にする」に収束した回答集。
ほかに:翻訳者・架け橋・境界で働く - もくもく会2026-08-27 BEATLESS — 道具は責任を取れない、ゆえに人間が引き受ける
道具は責任を取れない、ゆえに人間が引き受ける。責任の所在を一本の軸で読む。
- OI-WG2026-10-16 岡田武史氏 JIPA 講演録 会員限り
会員限り(JIPA OI-WG のメンバー向け暗号化頁)。理念が出願・権利行使・ライセンスの判断のリミットとして効いた場面はあるか、という知財実務者への問い。
戦略の原理 — 価値獲得と境界
発明がどこで価値になり、何を開いて何を閉じ、何が不可逆かを決める原理。note の「三位一体・価値獲得の解剖」の系譜と、OI-WG の「境界・担保の置き場所」の系譜を、ここで初めて同じ層に並べる。歴史や作品の事例は、この層の証拠として置く。
発明・保護・価値獲得の三つの重心10本目次:第2部
発明した人、守った人、価値を得た人は一致しない。知財設計とは、この三つの重心を事業構想の中で合わせること。公報・経過・判決・売上という一次資料で確かめる。
- 問い
- この原理で、誰が何を繰り返し買うのか。物・製法・用途・道具のどこでお金になるか。
- 使いどころ
- 出願前に権利の置き場所を決めるとき。研究成果の事業化の条件を見極めるとき。事例を読んで型を抜くとき。
事例で読む T8 分離・漂流型T9 発見先行・当事者不在型T3 契約結合型P5P4P6
- もくもく会2026-07-26 知財ビジネスモデル図鑑 — 発明と、その守り方の型を歴史事例で読む
歴史事例を共通テンプレ(事業課題→基本特許→知財戦略→ビジネスモデル→教訓)で読む図鑑。型を抜く共通言語の器。
ほかに:共通言語の教材と地図 - もくもく会2026-09-03 ボトルネックは、動く — 三相誘導モーターとリバース・サライエント
発明・実装・保護・価値捕捉の四重心が別人格に分離した事例。ボトルネックは動く。
- note2026-09-17 同じ発明を、誰がどこまで「分かって」いたか——電流戦争で読む「理解の深さ」の五段
電流戦争で読む理解の深さの五段。理解の深さ=問いの質×現場×反証×更新。
ほかに:技術を原理から読む - もくもく会2026-09-25 チップは内製できても、特許は内製できない — クアルコム×アップル特許ライセンス更新(2026)から図鑑へ
チップは内製できても特許は内製できない。ライセンスが残る二階建てモデル。
ほかに:守りながら開く — 境界と担保の置き場所 - note2026-09-27 ゾルトラークは誰のものか ── 葬送のフリーレンで読む、発明と価値獲得のズレ
発明・保護・価値獲得の三つの重心のズレ。原理まで降りて介入できることが知財部門の勝つ条件。
ほかに:技術を原理から読む - note2026-10-08 鏡に映すと、別の特許になる — キラルスイッチの話
鏡像体の特許が裁判で残る条件・崩れる条件。
ほかに:技術を原理から読む - note2026-10-08 PCR は3億ドル。硤合反応は権利ゼロ。同じ「増幅」で何が違った?
同じ「増幅」で PCR は3億ドル、硤合反応は権利ゼロ。何を増やすかで価値獲得が決まる。
- note2026-10-08 不斉合成のノーベル賞技術で、いちばん稼いだのは「薬の特許」だった
不斉合成で稼いだのは薬の「物」の特許。物・製法・道具のどこでお金になるか。
ほかに:専有可能性と補完資産、制度の外の発明 - もくもく会2026-10-08 ノーベル賞級の発見は、なぜ特許として残らなかったのか — 硤合反応の4件の出願から、発見を事業につなぐ条件を考える
ノーベル賞級の発見が特許として残らなかった条件を、専有可能性と補完資産で読む。
ほかに:専有可能性と補完資産、制度の外の発明 - もくもく会2026-10-08 片方の型は、どの特許で稼がれたか — 不斉合成の技術・事業・特許の50年
製法・触媒・物・道具のどの特許で稼がれたかを、判決・公報・売上で確かめる。
専有可能性と補完資産、制度の外の発明6本目次:第2部
特許で守ることは選択肢の一つ。秘匿・公開・標準・意匠・商標、関係やオペレーションで守る型があり、価値は補完資産の側に育つこともある。発明は特許発明に限らない。
- 問い
- この技術は何で守るのが最も効くか。特許を出さないという選択肢を検討したか。
- 使いどころ
- 権利化する/ノウハウにする/公開する/ルールに埋めるの選択。プラットフォームの模倣への備え。発明者・受賞と権利の関係の整理。
事例で読む T2 事業会社内製型T5 結節点オープン&クローズ型T6 公共財・コミュニティ型P3P12P6
- OI-WG2026-07-16 新産業が生まれる条件 ― 明治〜昭和の事例ライブラリ
16事例を「権利で守る型」と「関係・オペレーションで守る型」に分けた索引。越境の媒体は契約できる形式知。
- もくもく会2026-07-28 日米両方の特許庁に「置かれている」発明者 — 高峰譲吉と、顕彰される権利の話
顕彰制度が見る「権利」。発明者が制度にどう位置づけられるか。
ほかに:三位一体と「事業で勝つ」 - OI-WG2026-08-17 反射炉 ― 渡らなかったものは何か
形式知は本で渡るが、暗黙知と素材は渡らない。
ほかに:キャリアと育成 - もくもく会2026-09-26 売れ筋は、棚の持ち主に見られている — Peak Design×Amazon Basics から考える、プラットフォームに奪われない商品の設計
意匠はあり商標は無かった事例。プラットフォームの模倣への備えを、知財と製品の外の両面で時間軸に並べる。
- もくもく会2026-09-29 PNGは、特許を避けて設計された — 可逆圧縮の仕組みとGIF/LZW騒動
特許を避けて設計された規格。設計段階の FTO と、公開による防衛。
ほかに:技術を原理から読む - もくもく会2026-10-08 ノーベル賞と発明・特許 — 受賞者は特許を出すのか
受賞者は特許を出すのか。発明と特許の関係を一次資料で数えた。
守りながら開く — 境界と担保の置き場所10本目次:第2部(足す章「境界」の原理側)
組織の境界は繋ぐコストで決まる。開くほど自前が要り、いつ閉じるかは開く時点で決める。担保は国内法→資本→契約→ルール・標準→データへ移ってきた(知財制度への信頼度と資本参加の必要度は反比例する)。
- 問い
- 何を、誰に、どの様式で、いつまで開くか。担保をどこに置くか。
- 使いどころ
- OI・共同開発・ライセンス・JV の組み方。スタートアップと大企業の連携。カーブアウトや資本参加の判断。
事例で読む T3 契約結合型T4 資本結合型T7 国家束ね型P2P9P11
- OI-WG2026-07-16 OI 研究の系譜 ― 6 つの問いの、引用元をたどる
OI 研究の5つの水系と4つの死角。先行研究で解けた部分を引き算して「引き受ける差分」を特定する型。
ほかに:専有可能性と補完資産、制度の外の発明 - OI-WG2026-07-16 バウンダリー・イノベーション ― 問いと仮説の見取り図(卒業制作 01 の背骨)
OI を、器(組織・資本・所有)の境界を引き直す営みと捉え直す。IP 戦略のリセット=守りの資産を攻めの武器へ。
ほかに:三位一体と「事業で勝つ」 - OI-WG2026-08-13 財閥史をオープンイノベーションで読み解く(問いのツリー v0.2)
財閥史を OI の問いのツリーで検証。分岐点は入口でなく出口(吸収能力)。
ほかに:翻訳者・架け橋・境界で働く - OI-WG2026-08-13 電機四社の外資提携 1899–1975(B2/H2 の検証ノート)
資本を伴う導入は事業化を速め自立を遅らせる、の検証。提携は研究所の代わりだった。
- OI-WG2026-08-17 送電インフラと工業所有権 ― 担保はどこにあったか
知財制度への信頼度と資本参加の必要度は反比例する。担保の置き場所の年表と2×2。
- OI-WG2026-08-17 LD 転炉と戦後日本の技術導入 ― 買い手の交渉力
買い手の非対称は制度で埋められる。特許は買えても操業は買えない。
ほかに:専有可能性と補完資産、制度の外の発明 - OI-WG2026-08-21 見せることと、守ること ― Open & Close は明治から続いている
見せねば広まらず見せれば真似される同時性は140年変わらない。問うべきは「誰を翻訳者に置くか」。
ほかに:翻訳者・架け橋・境界で働く - OI-WG2026-08-28 問いの設計図 ― 小川紘一先生 勉強会 会員限り
会員限り(JIPA OI-WG のメンバー向け暗号化頁)。講演資料と問いの対応表。「担保の置き場所」と「中間の閉鎖系」の2論点。
- OI-WG2026-10-09 「O&C 戦略の事例」と呼べる条件 会員限り
会員限り(JIPA OI-WG のメンバー向け暗号化頁)。O&C 事例と呼べる4条件(結果で定義)で事例集を判定した表。
ほかに:証拠の規律 — 事実・推論・未確認、相関する誤り - OI-WG2026-10-13 市場を席巻するオープン&クローズ戦略 ― 講演録(前編・後編) 会員限り
会員限り(JIPA OI-WG のメンバー向け暗号化頁)。オープン&クローズ戦略の講演録(前編・後編)。
分業と結合、標準・ルール・データ7本目次:第2部(足す章「境界」の原理側)
価値の源泉は繋ぎ方の変更にあり、可視情報は標準、隠れ情報は特許・営業秘密になる。知財は特許とルールメイクの二本柱で、データは「何を単位に閉じるか」で決まる。
- 問い
- この製品のアーキテクチャで、どこを標準にし、どこを権利と秘密で閉じるか。データは何を単位に閉じるか。
- 使いどころ
- 標準化への参加判断。データ連携の契約。業界のルール形成への関与。知財業務そのものの分業と再統合。
事例で読む T5 結節点オープン&クローズ型T6 公共財・コミュニティ型P11P3P10
- note2026-02-27 自動化の革命:PROFIBUS 20年の歴史に隠された驚きの真実
フィールドバス標準の20年史。標準がどう主導権の道具になったかの読み物。
- note2026-02-27 「ただの鉄の箱」が世界を征服した理由:コンテナ革命に学ぶ5つの衝撃的な真実
コンテナの規格化の物語の要約。標準化の章の読み物候補。
- もくもく会2026-07-09 AIモデル原産地票 — 誰がどのOSSモデルを使っているか
AI モデルの原産地と来歴証明の標準化の空白。ルールの層をどこが書くか。
ほかに:速さが壊すもの、ガバナンス - OI-WG2026-08-28 分業と、結合と ― オープンアーキテクチャは、どの理論の上に立っているか
企業の境界は繋ぐコストの関数。可視情報は標準、隠れ情報は特許・営業秘密。
- OI-WG2026-08-31 Q&A への、WG としての回答(v1→v9) 会員限り
会員限り(JIPA OI-WG のメンバー向け暗号化頁)。データの O&C、ルールメイク、PL・CF で語ることなど、Q&A への WG の回答案。
ほかに:製造から設計へ、設計から判断を動かす部へ - OI-WG2026-10-09 知財管理誌の 7 本を、一本ずつ 会員限り
会員限り(JIPA OI-WG のメンバー向け暗号化頁)。知財管理誌7本の整理。データ分配の系譜と、知財部門への処方は9年変わっていないという観察。
ほかに:製造から設計へ、設計から判断を動かす部へ - もくもく会2026-10-11 差を運ぶ経済、差を作る経済 ― 裁定と分業から見る取引の基礎理論
差を運ぶ裁定と、差を作る分業。取引の基礎理論の整理。
ほかに:競争構造と事業の局面
不可逆と時間、探索と深掘り4本目次:第2部
出願は資金調達と同じく不可逆で、技術の時計と権利の時計は違う。事業仮説の探索と、標準化・SEP の形成は同じ尺度で測れない。撤退条件は着手前に書く。
- 問い
- いま決めると何が戻らなくなるか。撤退条件は着手前に書いたか。
- 使いどころ
- 出願のタイミングと維持・放棄の判断。探索的な出願と長期の権利形成の切り分け。期限管理を戦略の判断として扱うとき。
事例で読む T9 発見先行・当事者不在型T8 分離・漂流型P4P5
- note2026-04-19 不可逆の知財資産化——ローカルDB×AIで拓くAIエージェント時代のゴールドラッシュ
出願の不可逆性を4層に分け、手元の特許 DB と組み合わせる。
ほかに:探す — 調査・母集団・ランドスケープ - OI-WG2026-07-12 醜いアヒルの子の旅路 ― なぜインサイドアウト型は醜いとみられるのか
発明の価値は応用の地平・市場構造・地政学の関数で、時間とともに動く。
ほかに:発明・保護・価値獲得の三つの重心 - OI-WG2026-07-25 荒れた地形の歩き方 ― 多仮説並列探索の合理性と、その限界条件
多仮説の並列探索が効く4条件。探索と、標準化・SEP の形成を同じ尺度で測らない。
- note2026-10-08 ノーベル賞級の発見の特許は、期限が来る前に手放されていた
4件の出願が期限前に手放された経緯。技術が勝てる場所に払う人がいなければ権利は維持されない。
ほかに:発明・保護・価値獲得の三つの重心
競争構造と事業の局面6本目次:第1部/理論系は別の場(第8回:野崎さんの理論系は学会など)
知財は身軽に競争構造を変えられる手段で、本質は創造期・成長期にある。既存の理論(RBV・ポジショニング・経験曲線・コモンズ)は、局面ごとの「なぜ」を説明する軸として使う。
- 問い
- 事業はどの局面にあり、この局面で知財にしかできないことは何か。
- 使いどころ
- 新事業・事業転換で知財の役割を決めるとき。競合の構造(物量・特許の藪・プラットフォーム)を読むとき。事例を既存理論にマッピングするとき。
事例で読む T1 創業者一体型T2 事業会社内製型T4 資本結合型T7 国家束ね型P7P8P9P10
- note2026-02-27 逆境を「発明」に変えた男:アドレナリンの父・高峰譲吉に学ぶ、常識を覆す5つの思考法
高峰譲吉の人物像の要約。第1回で挙げた新事業(多角化)の例の補助。
ほかに:三位一体と「事業で勝つ」 - note2026-03-08 巨人が目覚めた日:ネットスケープvsマイクロソフト「ブラウザ戦争」から学ぶ5つの戦略レッスン
ブラウザ戦争から競争構造の戦略レッスン。第2回の「知財で競争構造を作る」例の補助。
- note2026-04-12 「経験曲線」の断層と「意思の勝負」の始まり──生成AI時代にBCG戦略コンセプトを再読する
BCG の戦略コンセプトを生成 AI 時代に再読。経験曲線の断層と「コンテキストの独占」。
ほかに:三位一体と「事業で勝つ」 - OI-WG2026-08-17 鉄鋼型の構造 ― 何が国策物資を作るのか
原料の偏在性・最小効率規模・可搬性・陳腐化速度で産業の型を比較する枠組み。
- もくもく会2026-09-03 テスラは、取締役会にいない — Tesla in the Deeptech Startup(書籍骨子)
ポートフォリオが無い段階のスタートアップには、階梯でなく羅針盤と時計が要る、という書籍骨子。
ほかに:不可逆と時間、探索と深掘り - もくもく会2026-09-28 合理が不合理を生む — 構造の見取り図
共有地・アンチコモンズ(特許の藪)など、合理が不合理を生む構造の見取り図。
所有と実行 — 誰が引き受けて束ねるか1本目次:第2部(足す章「境界」の原理側に並べる)
知財戦略は分析しただけでは効かず、長期の技術投資の下振れを引き受ける当事者がいて初めて実行される。権限(支配権)・資本(リスクマネー)・時間(EXIT の規律)・報酬(価値増分)が一人の当事者に束ねられているかを見る。束ねの要否は知財制度への信頼度と反比例し(契約で担保できるなら資本は要らない)、束ねる主体(創業者・事業会社・契約・資本市場・国家・コミュニティ)によって帰結が分かれる。丸島の『知財戦略の主語は経営者』を所有と実行の側から読み直す羽矢﨑の仮説として置く。
- 問い
- この構想で、長期の投資の下振れを引き受け、『説得』でなく『決定』できる当事者は誰か。その当事者は換金装置を持ち、四つの時計を一枚で読めるか。
- 使いどころ
- 新事業・カーブアウト・合弁・資本参加・ライセンスの器を選ぶとき。知財部門が分析を実行につなげられない原因を切り分けるとき(当事者・権限・資本・時間・報酬のどれが欠けているか)。転換期に誰が束ね直すか(内側・資本市場・国家)を設計するとき。ベイン型の三モデル(知財運用ファンド・知財を梃子にした再生・テック PE の知財オペレーティング・パートナー)を検討するとき。
- OI-WG2026-07-12 知財業界にも「ベイン型」の変革モデルが要る
助言者から当事者へ。権限・資本・時間・報酬を束ねる知財プリンシパルの3モデル。
ほかに:当事者性と責任、製造から設計へ、設計から判断を動かす部へ
組織と OS — ジレンマから、判断を動かす部門へ
知財部門の役割・責任・分担・器。製造から設計へ、設計から「判断を動かす部」へ。部門の中の問題として始まったジレンマが、部門の外(決める場)へ移ったところまでを扱う。
知財部門のジレンマ1本目次:第1部
知財活動が既存事業のオペレーションに最適化され、創造期へ移れない。成熟期に最適化された OS が新事業に合わない。半年の実践では、詰まる場所は部門の中から外(お題・届け方・決める場)へ移った。
- 問い
- うちの知財の仕事の何割が、決まったことを回す仕事か。詰まっているのは人数か、お題か、届け方か、決める場か。
- 使いどころ
- 知財部門の業務の棚卸し。新事業への関与を設計するとき。経営に業務の再定義を求められたとき。
事例で読む T2 事業会社内製型P8
- note2026-04-12 名著×生成AI時代【3】── 知財のジレンマ:AIが特許を書ける時代に、知財部門は何で勝つのか
知財のジレンマをクリステンセンで読み、知財部門は何で勝つかを問う。
ほかに:製造から設計へ、設計から判断を動かす部へ
製造から設計へ、設計から判断を動かす部へ5本目次:第2部
知財設計=事業構想の中でポートフォリオを設計し、設計責任を負うこと。その次に、知財部門の出力は権利だけでなく判断の材料と期限になり、成果は動いた判断で測る。
- 問い
- この特許が取れるかではなく、事業全体の構想の中でどう位置づくか。知財部門は誰の何の判断を動かすのか。
- 使いどころ
- 知財部門のミッションの定義。知財コンサルの位置づけ。経営中枢との接点の設計。発明者への問いの変更。
- note2026-02-28 『知財設計』 AIが「処理する知財」の時代に、人間にしかできない「知財を設計する」とはなにか。
「製造から設計へ」を知財部長の物語(全8幕)にした骨子。経営に業務を定義せよと迫られたときの答えが知財設計、という筋。
ほかに:届け方と物語 - note2026-03-01 AIは「職人の誇り」を奪うのか?知財の現場から見えた、ビジネスの未来を書き換える「設計責任」という覚悟
製造責任から設計責任へ。知財部員が問われる責任の種類を言い換えた。
ほかに:当事者性と責任 - note2026-03-14 「すべての面で接地する形」──オロイドが教えてくれる幾何学
「全面で接地するポートフォリオ」という知財設計の比喩。
- note2026-03-14 「フェアな戦いなど要らない」── Palantir AIPCon 9 が突きつけた、ソフトウェア戦争の新しい勝ち方
「知財製造から知財設計へ」を、ソフトウェア産業の勝ち方の文脈で言った例。
ほかに:競争構造と事業の局面 - もくもく会2026-10-02 知財コンサルとは何か — 翻訳から、事業を創り出すへ
知財コンサルの定義を「翻訳」から「事業を創り出す」へ書き換えた対話。
翻訳者・架け橋・境界で働く2本目次:第3部(足す章「境界」の実践側)
知財部門は、権利と契約で利害を作り替えられる数少ない翻訳者。開示のジレンマや改良発明の帰属は、取り合いから「置き場所の設計」へ変える。門番か推進役かを定義し直す。
- 問い
- 誰を翻訳者に置くか。この連携で利害が食い違うのはどこで、権利と契約でどう作り替えるか。
- 使いどころ
- スタートアップとの連携。共同開発契約と改良発明。出資の DD。門番でなく「開く設計」に関与するとき。
- note2026-02-08 価値は「余っている場所」から「足りない場所」へは、そのままでは動かない
価値は評価体系が違う場所へそのままでは動かない。翻訳者の仕事を「評価体系の翻訳」と言い直す材料。
ほかに:発明・保護・価値獲得の三つの重心 - OI-WG2026-07-16 「5つ+1の問い」― メンバーの問いマップ
視座・止まる要因・仕組み化・翻訳者・守りながら開く・継承の6問と、それぞれの So What。
ほかに:問いを立てる
役割分担と組織の器13本目次:第4部
弁理士法人と企業知財、内製と外部、人と AI エージェントの分担。制度を厚くするより、実際に回る最小の器と「止まったことに気づく」仕組み。会員制の WG にも同じ構造問題がある。
- 問い
- 誰のレビュー観点が、AI に実装できる形で言語化されているか。買う・組む・建てるのどれか。
- 使いどころ
- 内製化の範囲の決定。事務所との分担の見直し。AI 組織の憲章と評価の設計。WG や委員会の運営。
- note2026-02-04 忍者、軍隊、そして現代システムにおける「影の戦士」の構造的分析:暴力管理と組織論の変遷
知財組織を「語らずに実行する」影の戦士として読む。成功条件が「何も起きない」である部門の成果をどう語るか、という問題提起の原型。
- note2026-02-04 英雄と影の戦士:文明・組織・知財の構造分析
同主題の読みやすい版。知財組織を、成功の条件が「何も起きない」影の戦士として読む。
ほかに:成果の測り方 — 件数から動かした判断へ - note2026-02-27 100人の壁を「AIで越える」——MCP的発想で組織設計を再構成する
MCP の発想で組織の接続を設計する。100人の壁を分業と接続の問題として読む。
ほかに:基盤と作り手(IPFDE) - note2026-02-27 「なぜ“Agentic Organization”は組織の原理を変えるのか——AI時代の意思決定構造を原理から考えた記録」
Agentic Organization を意思決定構造の再設計として読む。AI 組織の器を考える土台。
- note2026-02-27 組織AXの「正体」は、Palantirがデータ基盤でやっていることと同じだった
組織の AX をオントロジー先行の設計として読む。知財のデータ基盤を組織の共通語彙として設計する見方。
ほかに:基盤と作り手(IPFDE) - note2026-03-29 「評価制度を変えたら、AIが1日で変わった」—— 6日間でAI仮想会社を作った全記録
6部署の AI 仮想会社を6日間運用した記録。評価制度が AI の振る舞いを変える。
- もくもく会2026-07-08 弁理士法人 × 企業知財部門の役割再設計(AI前提)
弁理士法人と企業知財の役割が AI 前提でどう推移するか。時系列と役割マトリクス。
- もくもく会2026-07-08 AI前提時代の弁理士法人×企業知財 連携設計(対話型)
「誰が書くか」から「誰のレビュー観点が AI に実装できる形で言語化されているか」へ。
- OI-WG2026-07-17 会員企業型 WG・委員会の低生産性フライホイール
成果責任と実行権限が分かれた WG の低生産性フライホイールと、有志の実行セルという処方。
ほかに:持ち寄る場 - もくもく会2026-08-30 「両方が残る」という前提 — 役割分担の議論に足りない5つ
弁理士法人と企業知財の「両方が残る」前提を論点化した自己批判。
- note2026-09-03 「期限は絶対、言い訳禁止」——識学の組織論をAIチームに入れたら劇的に変わった話
識学の原則を AI 組織の憲章に入れた回顧。責任部署の一本化。
- もくもく会2026-09-24 米最大のローファームが5億ドルで自前AIを建てる — Kirkland & Ellis の投資から読む「買う/組む/建てる」の分かれ目
大手ローファームの自前 AI 投資から「買う/組む/建てる」の分かれ目を読む。
- もくもく会2026-10-11 分業の弊害と知財業務の再統合
分業の弊害と、AI が調整費用を下げるなら知財業務は再統合に向かう、という仮説。
ほかに:分業と結合、標準・ルール・データ
キャリアと育成4本目次:第4部
知財人材はテクニカルスキルに偏り、経営に上がりにくい(カッツモデル)。問いに答える職能から問いを作る職能へ。AI で成果物は良くなるが本人は育つかを問う。
- 問い
- 自分は問いに答える側か、作る側か。AI を使う側に現れる力学(ドヤと切迫)を自覚しているか。
- 使いどころ
- 個人のキャリア設計。新人の育て方。越境(1割・自己申告)の制度設計。
- note2026-03-01 AIは敵か、鏡か? ――「知財設計」の物語が突きつける、専門職が生き残るための4つの処方箋
専門職が生き残る4つの処方箋。キャリアの選択肢の整理。
ほかに:製造から設計へ、設計から判断を動かす部へ - note2026-03-20 知財部門はなぜ“優秀な人ほど役員出世できないのか”キャリア設計の構造的バグ
優秀な知財人材ほど役員になれない構造。問いに答える職能/問いを作る職能の対比。
ほかに:製造から設計へ、設計から判断を動かす部へ - note2026-04-12 生成AIで知財の「育て方」が変わった — 座談会から見えた3つの変化の例
生成 AI で知財人材の育て方がどう変わったか、座談会からの3点。
- もくもく会2026-08-26 ドヤと、切迫。— AIを使う側に現れる力学を、自分ごととして解剖する
AI を使う側に現れる優越と焦りの力学を、自分ごととして解剖した手記。
実行戦術 — AI で変わる、探す・選ぶ・作る・出す
道具と手順。お題の設計、調査と母集団、起草と出願、公報を原理から読む、基盤と作り手。この層だけは速く古びるので、版を細かく刻み、更新日を必ず付ける。
お題と発明の選び方4本目次:第3部
詰まりは発明者の数ではなくお題の設定。イシュー度×解の質に、特許にしかない軸(自分にだけ非対称に解ける/検出でき事業につながる)を足す。事業課題→技術目標→解決手段に降ろす。
- 問い
- 何を解けば事業の地形が変わるか。この発明は自分にだけ非対称に解けるか。
- 使いどころ
- 発明発掘の前。ロジックツリーで事業課題から手段へ降ろすとき。AI に生成させる前の枠組み。
事例で読む T9 発見先行・当事者不在型T2 事業会社内製型P4
- note2026-02-27 特許調査のプロ。いわゆるサーチャーが多数の先行文献を読んでいるのに、新発明をしない(しにくい?)のはなぜなんだろうか?
サーチャーが発明しにくいのは問いが欠けるから、という仮説。調査と発明発掘をつなぐ「お題」の問題提起。
ほかに:問いを立てる - もくもく会2026-07-08 目的-手段ロジックツリー(事業課題→技術目標→解決手段)
事業課題→技術目標→解決手段の三階層テンプレート。守る/広げる/隠すの軸を重ねる。
ほかに:三位一体と「事業で勝つ」 - もくもく会2026-09-28 発明の選び方 — イシュー度×解の質に、特許にしかない軸を足す
イシュー度×解の質に、特許にしかない2軸を足した発明の選び方。
- もくもく会2026-10-04 橋が細くなるたびに、車は発明する — レゴの試行錯誤を課題と解決手段に言語化する
試行錯誤を課題と解決手段の対に書き出す、発明発掘の練習台。
ほかに:作る — 起草・出願・エージェント設計
探す — 調査・母集団・ランドスケープ15本目次:第3部
解析はコモディティになり、問われるのはどこにたどり着きたいか。母集団を手元に持ち、外部 DB は法的状態を付けに行く先になる。取りこぼしを測れることが価値になる。
- 問い
- この母集団で何を判定したいか。取りこぼしをどう測るか。
- 使いどころ
- 先行技術調査、FTO、競合の地形把握。ツールの選定(カオスマップ・MCP)。
- note2026-02-11 Claude Code × Streamlit で作る「CSV → NotebookLM用Markdown」ローカルWebアプリ化の実践記
特許の CSV を NotebookLM 用に変換する道具の実装例。
ほかに:基盤と作り手(IPFDE) - note2026-02-11 NotebookLM投入用・特許データ変換ツールを“漏れなく扱える設計”へ進化させた話
45フィールドのスキーマ駆動で「漏れなく扱う」設計。道具の網羅性をスキーマで担保する型。
ほかに:基盤と作り手(IPFDE) - note2026-02-14 JPO APIで特許データを自動取得してNotebookLM用に整形した話
JPO API で特定企業の出願を取得し、読める形に整える手順。
- note2026-02-26 Claude Codeで「散らかったDownloads(作業用ダウンロードフォルダ)」から始める、ローカル特許RAG環境の立ち上げ記録(…
ローカルの特許 RAG を立ち上げた記録。ネットに出さずに似た特許を引く構成。
ほかに:基盤と作り手(IPFDE) - note2026-02-27 膨大なデータを「戦略」に変換する:伝説の技術者が明かす『攻めの特許マップ』4つの真実
中村茂弘氏の「攻めの特許マップ」論の要約。データを戦略に変換するランドスケープの系譜。
ほかに:三位一体と「事業で勝つ」 - もくもく会2026-07-06 ローカル特許RAGを組む — PyPDF × Ollama × ベクトル検索
ローカル特許 RAG の組み方。手元の Mac で「似た特許」を引くまで。
ほかに:基盤と作り手(IPFDE) - もくもく会2026-07-08 FTO調査 × AIエージェント — 12工程の分解とAI適用
FTO を12工程に分解し、AI 適用度と人に残る工程を示す。
ほかに:役割分担と組織の器 - もくもく会2026-07-09 Markush 表現 → SMARTS+述語 変換プロトタイプ
Markush 表現を機械可読にする前段の可視化。言葉を機械で扱える形にする。
ほかに:作る — 起草・出願・エージェント設計 - もくもく会2026-07-26 特許DBビュー — 図鑑の実在特許を構造化データにする
図鑑の実在特許を検索・クレーム展開できる構造化 DB にした例。
ほかに:共通言語の教材と地図 - もくもく会2026-08-29 掲示板のお便りに、途中まで答える #01 — 特許マップ/審査官分析/判例RAG
特許マップ・審査官分析・判例 RAG の「最初の一手」のプロンプト。
- note2026-09-17 知財・情報フェア2026を「カオスマップ」にしてみた — 169社の出展ツールを業務の流れで並べ替える
169社のツールを業務の流れで並べ替えた地図。ツール選定の入口。
ほかに:持ち寄る場 - もくもく会2026-09-17 知財・情報フェア2026 出展ツール カオスマップ — 169社を「業務の流れ×提供形態」で並べ替える
169社・215製品を業務工程×提供形態で並べた地図。
- もくもく会2026-09-18 MCPの先にある特許情報サービス ── 壊れるのは「席課金×探索UI」の結合であって、GUIではない
特許情報サービスが MCP で開かれると壊れるのは席課金×探索 UI の結合。最後に残るのは責任の引き受け。
ほかに:競争構造と事業の局面 - もくもく会2026-09-19 知財・情報フェア2026で、12のブースに教えていただいたこと — 自前で組んで行き詰まった側から、同じ6つの質問を携えてお伺いして回った記録
自前で組んで行き詰まった側から、12ブースに同じ6問を聞いた記録。
- もくもく会2026-09-19 Claude for Excel と Copilot in Excel で特許を○×判定させたら、判断が割れた — 80件のボウリング特許で見た判定傾向と運用ルール
2つの AI で特許の○×判定が割れる。割れたら人が読む運用。
ほかに:証拠の規律 — 事実・推論・未確認、相関する誤り
作る — 起草・出願・エージェント設計10本目次:第3部
作る役と確かめる役を分ける非対称性が効く。攻撃を設計に織り込む。出願は自社の手で通せるが、権利範囲の判断と発明者の確定は人に残す。
- 問い
- どこを AI に任せ、どこを人に残すか。攻撃を設計に織り込んだか。
- 使いどころ
- 明細書の起草。出願前の自己審査。電子出願の環境。発明者認定の手続。
- note2026-02-08 【実験記】Claude Codeで「知財業務」をチーム化してみる
知財業務を役割分担したエージェントで回した最初の実験記。分業の単位をどう切ったかが使える。
ほかに:役割分担と組織の器 - note2026-03-14 US特許出願用マルチエージェント評価システム開発用プロンプト〜Claude Code向け — マルチエージェントシステム設計
米国出願を6役のエージェントで評価する指示書の全文。再現できる道具。
- note2026-03-14 AIエージェント6人が米国特許出願を"袋叩き"にする ― Patent Prosecution Quality Agent Team(P…
出願前に自分で自分を攻撃する設計思想。「No を Yes に」を「攻撃を設計に織り込む」に置き換えた。
ほかに:三位一体と「事業で勝つ」 - もくもく会2026-07-06 エージェント設計を知財実務に接続する(Orchestrator × Evaluator)
作る役と評価する役を分ける非対称性がなぜ効くか。エージェント設計の基本。
ほかに:証拠の規律 — 事実・推論・未確認、相関する誤り - もくもく会2026-07-10 電子出願ソフト 起動への冒険 — セットアップ攻略記(RPG風)
電子出願ソフトの権限トラブルの攻略記。
- もくもく会2026-07-10 電子出願環境の構築 — 制度と社内の討伐録(前編・RPG風)
法人本人での電子出願環境の構築。律速は技術ではなく社内調整。
ほかに:役割分担と組織の器 - もくもく会2026-09-01 日本から海外サービスの本人確認を通す — ID.me 実戦記
海外の本人確認を通す段差と、AI エージェントに任せてよい境界。
ほかに:当事者性と責任 - もくもく会2026-09-02 掲示板のお便りに、途中まで答える #02 — 残り20件ぶん
掲示板の20件に答えた回答集。多くの人が同じ「エージェントを作る」を書いていた。
ほかに:お題と発明の選び方 - もくもく会2026-10-07 着想か、実装か — AIが解き、人が問うとき、発明者は誰か(職務発明規程・続編)
AI が具体化を引き受けたとき発明者は誰か。職務発明規程に足す認定手続のたたき台。
ほかに:当事者性と責任 - もくもく会2026-10-07 発明者は誰か — 経営者・事業リーダー・技術者のための判例の基礎
発明者をどう見るかの判例の基礎を、経営者・技術者向けに10分で。
ほかに:共通言語の教材と地図
技術を原理から読む5本目次:第3部
公報と技術史を原理まで降りて読む。クレームが原理のどこを掴み、どこを取り逃したかを当てはめ表で確かめる。知財部門が勝つ条件は「原理まで降りて介入できること」。
- 問い
- この発明はどの原理を使い、クレームはそれをどこまで掴んでいるか。
- 使いどころ
- 競合特許の読解。自社出願の範囲設計。事例から型を抜く練習。
事例で読む T2 事業会社内製型T7 国家束ね型P6
- note2026-03-03 代表自らが「発明者」。Zeroboard特許から読み解く、脱炭素経営を劇的に変える5つの技術的パラダイム
企業の特許を請求項から読み、技術のパラダイムを抜き出す練習例。
ほかに:発明・保護・価値獲得の三つの重心 - もくもく会2026-07-09 手首の上のコンピューティング史 1998–2023(小山和宏 回顧録タイムライン)
技術者の回顧録を年表にし、各章を対応する特許へ結線した例。
- もくもく会2026-09-29 トランザクションとACID、そして特許 — 仕組みから権利化の論点まで
トランザクションの仕組みから、この分野の特許が集まる領域と実務上の論点まで。
- もくもく会2026-10-05 空気からパンを作る特許 ── ハーバーのアンモニア合成 US 971,501 を原理から読む
1頁の公報を原理から読み、クレームが触媒に縛られて工業プロセスに届かなかった理由を当てはめる。
ほかに:発明・保護・価値獲得の三つの重心 - もくもく会2026-10-08 2026年ノーベル化学賞と硤合反応 — わずかな偏りが、自分で自分を増やす
受賞した反応の原理を、動かせる図で理解する。価値獲得の事例(M133・M134)の前提。
基盤と作り手(IPFDE)5本目次:第3部
道具化→データ基盤→エージェント→工場の階段。現場に張りついて道具を作る知財の作り手(IPFDE)。分岐点は構造化出力が残るかどうか。
- 問い
- チャット止まりの先に何を組むか。構造化出力はどこに残すか。
- 使いどころ
- 知財業務の AI パイプラインの設計。ローカル環境とデータ基盤。管理システムとの接続。
- note2026-03-01 iPhoneから発明AIを動かす:Claude Codeのリモートセッション活用術
発明創出のエージェントを手元から動かす運用例。
- もくもく会2026-07-06 IP-FDE Agent System — ARE × FDE 3層アーキテクチャ設計
特許管理の AI エージェント基盤を3層で設計した、固有名を外した設計例。
- もくもく会2026-08-19 AI適用後の現在地 — 知財実務オンライン出演デッキ(続・新事業創出×知的財産戦略)
道具化→データ基盤→エージェント→工場の階段。工場を回した実績と失敗。
ほかに:持ち寄る場 - もくもく会2026-09-18 知財業務のAIパイプライン化 — 作業の置換から、判断の基盤へ
知財業務の AI 成熟段階 L1〜L5。分岐点は構造化出力が残るか。
ほかに:証拠の規律 — 事実・推論・未確認、相関する誤り - もくもく会2026-09-19 root ip の1年分アップデートを6テーマで読む — 検索・つなぐ・記録・伝える・一括・安心、そして API
クラウド知財管理システムの新機能を6テーマで整理。
測る・確かめる — 検証責任
作るコストが下がるほど、価値は「どこまで確かか」を示せることに移る。成果の測り方(件数から動かした判断へ)、証拠の規律(事実・推論・未確認、作る役と確かめる役)、速さが壊すものとガバナンス。第8回の目次に足す章の候補。
成果の測り方 — 件数から動かした判断へ2本目次:第3部(足す章「測る・確かめる」)
件数は活動量の指標で、価値の指標ではない。成果は動かした事業判断と、判断までの日数で測る。忙しさは活動量から、理解は成果から生まれる。
- 問い
- この仕事はどの判断を動かしたか。判断までに何日かかったか。
- 使いどころ
- 知財部門の KPI の設計。経営への報告。忙しさと成果の説明。
事例で読む T2 事業会社内製型P1
- note2026-04-12 「特許○件出しました」で終わる知財報告を変えるための考え方の例
「特許○件出しました」を、守り・攻め・未来の経営言語に翻訳する型。
ほかに:知財部門のジレンマ - もくもく会2026-10-03 知財部の忙しさは、なぜ理解されないのか — 活動量と成果のあいだ
忙しさは活動量から、理解は成果から。間が切れる5か所と、仕事を判断に結びつける出口。
ほかに:知財部門のジレンマ
証拠の規律 — 事実・推論・未確認、相関する誤り5本目次:第3部(足す章「測る・確かめる」)
事実と推論を付け分け、作る役と確かめる役を分け、確かめ方を先に決める。同じ AI を使う二人の見落としは揃う。自分の主張も一次資料で数え直す。
- 問い
- この結論はどこまで確かか。確かめ方は先に決めたか。
- 使いどころ
- AI 調査の結果を渡す前。方法論そのものの確度付け。数え直しと答え合わせ。
- note2026-02-27 鍵が「消える」24年間の軌跡:2002年の予測から2026年のスマート社会へ
2002年の予測を2026年で答え合わせした例。予測を先に書いて後で確かめる作法の原型。
ほかに:不可逆と時間、探索と深掘り - note2026-03-01 LLMの「統計から構造理解へ」の飛躍、そして特許分析における盲点 〜なぜ浮動小数点の行列積が、文章の「意味の骨格」を内包できるのか?
LLM で特許分析するときの7つの盲点。AI 調査の結果を渡す前の点検項目。
ほかに:探す — 調査・母集団・ランドスケープ - もくもく会2026-07-09 判例エージェント模擬弁論 — 原告×被告(Devil's Advocate)×判事(Evaluator)
判例を原告×被告×判事のエージェントで争わせる。作る役×検証役の実演。
ほかに:共通言語の教材と地図 - もくもく会2026-08-28 数えていないものは、起きていないのか — AIと特許出願、五つの特許庁を数え直す
自分の主張を5つの特許庁の一次資料で検証し直した記録。結論は残り、根拠は入れ替わった。
- もくもく会2026-08-30 二人で見たのに、二回見ていない — 相関する誤りと、多様性の維持コスト
同じ AI を使う二人の見落としは揃う。一致率を警戒指標にする。
速さが壊すもの、ガバナンス2本目次:第3部(足す章「測る・確かめる」)
判定が日に何度も反転すれば信頼が壊れる。記録は残る前提で書く。完了と異常を定義できる仕事だけが自働化できる。
- 問い
- 速く出すことで何を壊すか。残る記録は誰に読まれるか。
- 使いどころ
- 届け方の設計(判定を動かす事象が起きたときだけ届ける)。AI の社内導入の内部統制。営業秘密と記録の規律。
- もくもく会2026-08-31 塞げる穴と、塞げない穴 — SlackにAIを繋ぐときの内部統制
社内チャットに AI を繋ぐときに塞げる穴と塞げない穴。シャドー AI の本体。
- もくもく会2026-10-13 「おもり」の技術史 ― 飛び杼から自働織機、オートスイッチ、そしてAIへ
自動化は人の「おもり」を機械に移す歴史。完了と異常を定義できる仕事だけが自働化できる。
ほかに:基盤と作り手(IPFDE)
場と共通言語 — 届け方と学び
本より先に、場・教材・物語で共通言語を育てる。持ち寄る場、図鑑と地図と研修、届け方と物語。体系そのものの回し方(生きた体系)もここに置く。
持ち寄る場5本目次:第4部/進め方
会員登録なしで、作ったものと失敗談を持ち寄る。利害にとらわれない中立の対話の場。出した人がいちばん速く学ぶ。
- 問い
- 誰と持ち寄るか。何を出し、何を出さないか。
- 使いどころ
- (仮)知財設計の会、もくもく会、WG の運営設計。
- OI-WG2026-07-12 JIPA OI WG ― PMVV(案)
WG の Purpose・Mission・Vision・Values。中立の対話の場、知財の手触り感。
- OI-WG2026-07-17 OI-WG のあゆみ ― 年表(仮)
WG 20年あまりの歩みの年表。「調査・提言→実践の場→拡張」の型と、2階建て構造。
- note2026-08-20 知財業界に「もくもく会」を輸入する——エンジニアの文化と、IPFDEという名前の話
もくもく会と IPFDE の紹介。出すのはオープン情報と失敗談だけ、という運営規則。
- もくもく会2026-08-28 もくもくの日のひらきかた — 誰でも開催できるようにするための手順
開きたい人が開く定例の手順書。場の回し方の実物。
- もくもく会2026-08-28 知財実務オンライン 第301回 — 配信・資料・その後
第301回の配信・資料・その後をまとめた入口。
共通言語の教材と地図6本目次:第4部
事例を共通テンプレで読む図鑑、問いから読み進める地図、役割を体験する研修。経営者・技術者・知財が同じテキストで学ぶ。
- 問い
- 経営者・技術者・知財が同じ言葉で読めるか。
- 使いどころ
- 社内教育。研修の設計。論考の入口づくり。
事例で読む T1 創業者一体型T2 事業会社内製型T3 契約結合型T4 資本結合型T5 結節点オープン&クローズ型T6 公共財・コミュニティ型T7 国家束ね型T8 分離・漂流型T9 発見先行・当事者不在型P1P2P3P4P5P6P7P8P9P10P11P12
- OI-WG2026-07-12 OI WG FY26 可視化アーティファクト
話を知財部門の成果物に変える What→So What→Now What の背骨。
ほかに:問いを立てる - OI-WG2026-08-19 ロールプレイ・ケーススタディ(B1『開示のジレンマ』/B3『名前の載らない発明者』/設計論/上級 A1『扶桑電機設立交渉』/上級 A2『暖簾を貸す』)
研修の五層モデルと三軸評価。開示のジレンマ・改良発明・特許だけ買う失敗を体験する教材。
ほかに:翻訳者・架け橋・境界で働く - note2026-08-20 165本を棚卸ししたら、次に書くものが決まった — note 88本 × もくもく会 77本の地図
note とサイトを7主題で棚卸しした地図。整理は次の在庫発注のため。
- もくもく会2026-08-20 note × もくもく会 — 実録と教材の棚卸しと、相互に辿るための地図
note とサイトを7主題で結んだ地図。実録と教材の役割分担。
- OI-WG2026-08-21 対話を設計する ― ナラティヴの溝に橋を架ける研修案
情報が出そろってなお通じない適応課題に橋を架ける対話の設計。
ほかに:翻訳者・架け橋・境界で働く - もくもく会2026-09-19 教材の地図 — 問いと塊から読み進める(ナレッジグラフ導線)
教材を23の塊と9つの問いから読み進める地図。
届け方と物語5本目次:序章/進め方
理論より物語のほうが届く層が変わる。本か AI か、note か母艦か。体系そのものの公開方式と回し方。
- 問い
- 誰に何を渡すか。どの形なら届くか。
- 使いどころ
- 体系の公開方式の決定。各章の入口の書き方。進め方のプラン。
- note2026-03-01 AIと知財戦略が交差する場所──ショート動画プロンプト設計の実験記録
物語をショート動画にするプロンプト設計の実験。届け方の派生版の作り方。
- note2026-03-01 知財設計の武器を配りたい
「武器を配りたい」から「持ち寄る」へ至る発信観の起点。
ほかに:持ち寄る場 - note2026-03-01 AIと一緒に「知財設計」という概念を小説・論文・動画プロジェクトに設計するまで
概念を小説・論文・動画・24か月計画に展開する設計。ムーブメントの設計図(実際に形になったのはコミュニティ)。
- もくもく会2026-10-04 抽象度が上がると、何が変わるのか — AIと深めた理解を、人に届ける
AI で深めた理解を人に届けるとき変わるのは問いの階層。橋をかける力。
ほかに:キャリアと育成 - もくもく会2026-10-18 知財戦略体系化 ― 止まっていた半年に、何が起きたか(第10回 再スタートの資料)
半年の棚卸しと、進め方の4プラン。本設計の出発点。
ほかに:知財部門のジレンマ
四目次案(第8回・楠浦案)との対応
| 目次案(楠浦案) | 対応するノード | メモ |
|---|---|---|
| 序章 なぜこれを考えたか | 三位一体と「事業で勝つ」、問いを立てる、当事者性と責任、届け方と物語 | 原点(三位一体・主語は経営者)と、問いと覚悟。「本か AI か、誰に何を渡すか」という進め方の前提(第9回)もここに置く。 |
| 第1部 危機とジレンマ | 知財部門のジレンマ、競争構造と事業の局面、謀と不敗の態勢(孫子) | 楠浦案の「知財部門が工場・製造部門として動いている」に、半年の材料から2点を足す候補。(1) ジレンマは部門の外(お題・届け方・決める場)へ移った。(2) 非対称戦(安い物量に磨いた一本が負ける)は危機の新しい形。羽矢崎の OS 論はここに組み込む(第8回の合意どおり)。 |
| 第2部 だから設計を | 製造から設計へ、設計から判断を動かす部へ、発明・保護・価値獲得の三つの重心、専有可能性と補完資産、制度の外の発明、不可逆と時間、探索と深掘り、守りながら開く — 境界と担保の置き場所、分業と結合、標準・ルール・データ | 「それって何なの?」への答えとして、知財設計=発明・保護・価値獲得の三つの重心を合わせること、と言い直す候補。足す章「境界」の原理側(守りながら開く・担保の置き場所・標準とデータ)はここ。事例は少なくてよい(楠浦さん)ので、固める版では2〜3事例、母艦では図鑑に委ねる。 |
| 第3部 どうやるか | お題と発明の選び方、探す — 調査・母集団・ランドスケープ、作る — 起草・出願・エージェント設計、技術を原理から読む、基盤と作り手(IPFDE)、成果の測り方 — 件数から動かした判断へ、証拠の規律 — 事実・推論・未確認、相関する誤り、速さが壊すもの、ガバナンス、翻訳者・架け橋・境界で働く | 手法・考え方・事例。足す章「測る・確かめる」(L5)と、「境界」の実践側(L3-c:翻訳者・スタートアップ連携)。L4 は最も速く古びるので、版を細かく刻み、固める版では「問い」と「人に残すもの」だけを載せ、手順は母艦に置く。 |
| 第4部 キャリア・組織・人の育て方 | 役割分担と組織の器、キャリアと育成、持ち寄る場、共通言語の教材と地図 | 役割分担(弁理士法人×企業知財、人×AI)、キャリア、育成。持ち寄る場と教材を「育成」の手段として入れる候補。楠浦さんの最近の主題「調べるから決めるへ」「AI で成果物は良くなるが本人は育つか」と重なる(推測)。 |
| 外伝・別の場(第8回の合意) | 謀と不敗の態勢(孫子)、競争構造と事業の局面 | 羽矢崎の深掘り(孫子×丸島)は外伝扱い、野崎さんの理論系(RBV・ポジショニングへのマッピング)は学会など別の場、と第8回で決めている。母艦ではノードとして持ち、固める版に入れるかは3人で再確認する論点。 |
五関連
- 全体像:知財戦略体系化 ― 全体像を1枚で
- 事例で読む知財戦略 ― 五つのレンズと BCG ダイヤモンド(67事例・9類型・12命題)
- 知財戦略体系化 ― 止まっていた半年に、何が起きたか(第10回 再スタートの資料)
- YouTube「#知財戦略体系化」(野崎篤志のイーパテントチャンネル):第1回 / 第10回
- JIPA OI-WG 卒業制作:oiwg.ipfde.com(「会員限り」の頁はパスフレーズが要ります)